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    グッディーズ株式会社 トレード・コンビニ 通信 2012年1月号

    お客様各位

    新年明けましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

    皆さまにとりまして、2012年が良い一年となりますことを 祈念しております。

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    表面を「タイプ条項」といい、輸出者と輸入者が、個々の船積みごとに 個別に取り決めるべき条件を記載します。 記載項目は、商品名、数量、単価、貨物の引渡し条件、積出し港、揚港、 船積時期、検査、梱包、支払い条件などです。

    裏面を「印刷条項」といい、どの取引にも適用される、いわゆる 一般条件が印刷されています。

    印刷条項の条文は一見取っつきにくいのですが、 これをa)契約履行の基礎、b)契約不履行への対処、c)準拠法の三つに 分けて考えると理解しやすいでしょう。

    主要項目、条件例を以下に挙げてみました。

  • 船積条件 :船積遅延への対応等
  • 支払い条件:信用状の開設、条件。支払い不履行への対応等
  • 保険   :保険金額等
  • 保証   :売主の保証、責任。買主の権利、求償権等
  • クレーム :売主の免責事項等
  • 契約不履行:売主の契約不履行に対する買主の対抗手段等
  • 不可抗力 :定義および履行不能、遅延、解約等の選択権等
  • 紛争の解決:日本において仲裁で解決する等
  • 準拠法等 :日本法、最新インコタームズに準拠等
  • 譲渡禁止 :買主の同意なき契約の権利・義務の譲渡禁止
  • 権利放棄 :クレーム・権利は文書承認ない限り放棄なし
  • 包括合意 :本契約書の条件が全てである
  • 表面のタイプ条項は、実際に輸出入者が取引条件の交渉をし、 その整理のために記載されるものであり、これに対して 裏面の印刷条項は実際には取引条件として交渉されていない 条項についても印刷されているのが通例です。

    輸入用(注文書)の場合では買主が、輸出用(注文請書)の場合では売主が、 予め作成し印刷しているので、各条項はそれぞれ発行者側が有利になるように 規定されています。

    書式の戦い

    輸出入者双方が自社の書式を送付して、相手の署名を求め合うことを 「書式の戦い」と呼んでいます。つまり売主の印刷条項を採用するか、 買主の印刷条項を採用するかという「戦い」です。

    両者の署名がなければ、契約書は締結されていないことになります。 正式に締結された契約書がないまま、契約が履行されることもあります。 しかし、紛争が発生した場合のことを考えると、やはり両者が合意をした 契約書を締結しておくほうが良いでしょう。

    契約書締結の留意点

    契約書締結の留意点としては、以下が挙げられるでしょう。

    a)まずは、自社の書式を作成(専門家に作成を依頼する)し、 契約成立次第、契約書を相手方より先に送付する。先に送付し、署名を求める ことで、契約書締結を有利に進めることができる。

    b)自社にとって譲れない条項は契約条件として交渉し、タイプ条項の特別条件 として取り決める。

    c)相手の契約書に署名せざるを得ない事情があれば、タイプ条項の完全一致を 確認し、裏面の一般取引条件を熟読し、同意できない条項があれば、それを削除 したい旨を申し入れ、削除し、署名する。

    d)相手の契約書に同意できない条項がある場合には、自社の妥協案を提示し、 合意を得るようにする。

    ▼▽(ご参考)英文契約書についての知識を深めたい方はこちら。▽▼

    ウィーン売買条約とは

    国際的な物品売買契約を規律する統一ルールとして、ウィーン売買条約 (国際物品売買契約に関する国際連合条約)があります。 わが国もこの条約に加入しています。このため、条約締結国の企業間の 契約で事前の合意がない場合には、自動的にこの条約が適用されること になります。適用順位等の規定がありますので、注意が必要です。

    ▼▽ウィーン売買条約についての概要はこちらでご確認ください。▽▼

    みなさんが輸出入取引をされる場合に、契約書の作成などでお困りのことが ございましたら、私ども「トレード・コンビニ」にご相談ください。

    お忙しい中、最後までお読み頂き有難うございました

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